税理士の経営・財産・相続トピックスVol.064「新しきものを迎える」
新しい年の幕開けとなりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
30年にわたる平成の時代から新しい元号の時代を迎える年となりました。
新しいことを迎えることは大変に嬉しいものです。
物であっても、人であっても、時代であっても、新しいことは喜ばしく、また、喜ばしいものにしていくことが楽しみでもあります。
平成元年から平成30年の変遷を、様々なメディアが取り上げていました。
総じて、「日本は衰退して世界から取り残されている」といった表現に見受けられました。
しかし、本当にそうなのでしょうか。
平成元年の頃はバブル最盛期。
時価総額で世界の上位に位置していた要因は、金融資産がバブルで膨れあっがっていただけで実態が伴っていなかった時代でした。
その後、バブル崩壊がおとずれ、偽物の資産はなくなり、使えない古きものが消えていきました。
そして、新しい経営者と新しい経営の考え方が生まれ、新しい教育や文化が芽を出してきた発展の時代であると私は考えます。
若者が大経営者になれる時代が来ました。
偽物の資産が無くなるだけではなく、日本政府の長期債務は着実に増加し、表面化しているものだけでも1100兆を超えます。
あると思いこんで実は無いのが資産と信頼、無いように見えて確実に増加しているものが債務とリスク。
それは国家であっても、企業であっても、家庭であっても同じこと。
それを超えて新たな時代を発展へと導くのは新たなチャレンジでしょう。
そのチャレンジの原動力は自利ではなく利他の熱意、その利他の熱意を支えるのは謙虚さと感謝の深さであると思います。
変化と多様性の創造の時代に突入しています。
新しき方々の活躍と、それを創造して来たベテランの方たちの新たなチャレンジを応援し、一歩ずつ着実にまい進してまいります。
本年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
2019年1月1日
日本経営ウイル税理士法人
代表社員税理士 丹羽修二
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